輸出トラック天気予報 2015年3月

株式会社ライジングサン商会

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中古車輸出天気予報   No.041 (2015年3月版)

このメールは、顧客の皆さま向けの情報配信メールです。お取引をさせて頂いている
企業様のほか、弊社営業担当がお名刺を頂戴した方等にも送らせていただいて
おります。

            中古車輸出天気予報      
                                    No.041 (2015年3月号)
 
前回のフィリピン特集に続きまして今回はシンガポール特集をお送りします。

私共の業界におきましては、シンガポール向けの中古トラックや建機のほとんどはシンガポール国内向けではなく、シンガポールから第3国に再輸出される商品です。
ニュージーランド向けの中古乗用車もシンガポール経由で取引されていた時代があるそうです。アジアバブル終わりの1997年頃までは隣国のマレーシア向けの中古トラックや建機の恐らく半分くらいはシンガポール経由であったように思います。またインドネシア向けのトラックや建機もシンガポール経由の取引の方が日本から直接インドネシアに出荷されものよりも多かった様に記憶しております。

取引におけるシンガポールの介在意義は以下のような事と認識しておりました。
1. 大量に在庫があり、いつでも近隣諸国に届けられる体制。
2. 消費地に合った改造を行う事により商品を現地の需要にマッチさせる。
前2軸のトラックにボギーセットを付けて4軸高床を制作したり、輸入地の輸入規制に合わせて車台番号を打ち替えるという様な荒業もやっていました。
3.ファイナンスを付けての販売。日本の輸出業者からは現金で仕入れ輸入国のバイヤーに
  対しては60日のクレジットをつけたりとファイナンスの役割を果たしてました。

2000年代に入るとマレーシアとシンガポールの政治的な問題が時々起りマレーシア側で一度シンガポールに入った車両は輸入できないという様な規則を作りシンガポールからの再輸出が難しくなった事や、インドネシアのバイヤーが日本に直接買い付けに来ることになってしまい、シンガポール向けの輸出は大きく減少しました。

以前はシンガポールの業者さん達は情報を日本よりも早く仕入れ敏捷に動く事によって商売を先取りし、また危機を回避して来てました。危機の際に私共は過去の危機の事を経験豊富な先輩経営者にお聞きする事がありますが、経済状況がよくない時にシンガポールの業者がどの様な動きをしているかは、私達に大変参考になるヒントになる事があります。
過去に私が一番驚いた事は、1998年に起きたアジア金融危機の際に、私達を含めて日本の業者は、在庫が全く売れず、相場が急激に下落して行く状況に何もできず、大嵐が去るのをひたすら待つという状況でした。在庫の価値が下落し、メインの売り先が無くなって四苦八苦という状況が2年以上続きました。その後アジア諸国の経済がやっと息を吹き返し動きが出始まった頃にシンガポールの業者と話をしていて『あの頃(経済危機の時)は大変だったね。』という話をしたところ、彼から『あの時はすごく儲かったよ。』と予想とは全く反対の答えが返って来ました。日本の業者がひたすら苦しみ耐えている時に、彼らは、為替が大暴落しているインドネシアで在庫になっていたインドネシア国内では全く売れる見込みの無い中古建機や新車を北米や中東に転売する事によって大きな利益を上げていたと言うのです。本当に驚きでした。また、本当に勉強になりました。当時から日本の業者とは違いインターナショナルにネットワークを張り巡らせていたのです。当時インドネシアで作ったばかりのベンツのバスを2台シンガポールの業者から購入してカリブ海の小国バルバドスに転売した事がありましたが、それほど大きな商機とは捉えてませんでした。

アジア向けの中古トラック建機の動きがあまり良くない現在、シンガポールを飛ばして日本に直接仕入れに来るなど環境が変化している現在、シンガポールの業者がどの様に対応しているのか参考にするべく現地視察に行って参りました。

中古トラック販売A社 
3年ほど前まではシンガポールで3番以内に入るほどの扱い台数がありました。恐らく月に40~50台の大型トラックを日本から仕入れていたと思います。昨年は1年を通して50台程度だとの事です。現在では在庫を絞り空いたスペースを運送業者に駐車場として貸したり、他社の商品のコンテナ詰めを請け負って販売管理費を賄っているという状況でした。他の国に進出したりと手を打ってはいるものの、なかなか思うように新しいビジネスが利益を上げるまでには至ってないようです。苦戦を強いられているというイメージでした。


中古建機販売B社
この会社は非常にユニークな日本ではなかなか出来難いビジネスを構築していました。
日本から程度があまり良くない建設機械を仕入れて、シンガポールのはずれに数千坪の工場を建て、その工場でほぼ新品の状態のように整備した建機を再輸出するという真似をし難いビジネスで大きくビジネスを伸ばして行きました。日本も含めて中古建機の売り上げトップの1社に数えられていたと思います。
久々の再会になりましたが、10年ほど前はお客さんが絶えないという印象で社長が椅子に腰を落ち着ける事が出来ないという様な状況でありました。現在はその時と比べるとだいぶ来客数が少ない様に感じました。当社には強みである独自のビジネスモデルと設備がありますので引き続きよいビジネスを続けていると思いましたが、実際には日本と同じような問題が起こっている事が分かりました。シンガポール人はこの様な汚い仕事をやりたがらないので工場のワーカーとしての採用は困難である、息子たちもやりたがらない。
外国人の採用もシンガポール人10人に対して1人という枠でしか採用できないため、工場を稼働させることが難しい状況であるとの事でした。

 インターナショナルネットワークを持ち、風を読む能力に長けたシンガポールの業者達でさえここ数年の変化に対応できなくなりつつあるように感じました。これからもシンガポールの業者がどの様に存在を示していくのか注視して行きたいと思います。

1)フィリピン向け 前々回:晴れ 前回:晴れ 今回:晴れ

 先月号ではトラックの買い付け先国が多角化してきた様子をレポートしましたがそれは日本国内でも起きているそうです。
建機オークション会社も直接現地の輸入業者にトラックや建機をオファーをしているようです。
来年の5月に大統領選挙があるため今年末から政府が公共事業にお金を使い始めると思われ、買いが増えると予想されます。

2)マレーシア向け 前々回:雨 前回:雨 今回:曇り

今年のAP(輸入権)が発行されたようですが去年に比べての発行数が45%落ちたそうです。新規の輸入業者が増える一方でAPが減っているということで競争の激化が予想されます。
消費税6%が4月からスタートします。1~2か月は様子見の期間が続くのではないかと懸念されています。
マレーシアのトラック輸入会社によれば、最近日本の中古乗用車専業者からの売込みが非常に積極的であるとの事です。フィリピンの予報には建機専門業者からトラックの売込みという話がありましたが、日本国内においては乗用車、トラック、建機を扱う業者の垣根が無くなって行く方向なのかもしれません。今後更に厳しい競争の時代が来るのかも知れません。

3)シンガポール・インドネシア向け 前々回:曇り 前回:曇り 今回:曇り

雨季の洪水やルピア通貨の下落等でかなりスローペースな状態が続いてますが特定の車種に関しては オーダーが継続されています。
輸入手続き等の問題ではなく 現状の市場の問題で在庫の回転が遅いようですがインフラ整備が始まることへの期待は継続してるようです。3月の建機オークションにインドネシアからの参加者は少なく落札も少なかったようです。ちなみに元気なベスト3はフィリピン、タイ、ベトナムの様です。

4)ミャンマー向け 前々回:晴れ 前回:晴れ 今回:曇り

今年の4月11日から21日頃までの10日間はミャンマーのお正月休みになります。そのためか現地でユーザーからの引合いが少し鈍く需要は落ち着いている様です。
また、5月頃から雨季に入るという事も需要を落とす要因になっていると思われます。


☆過去分天気予報は弊社ホームページから御覧頂けます。
www.rst-jp.com

以上、相場予測のような情報も主観として入れておりますが、その情報により損が出たという様なクレームはお受けできませんので悪しからず。
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