輸出トラック天気予報 2015年8月

株式会社ライジングサン商会

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中古車輸出天気予報   No.045 (2015年8月版)

このメールは、顧客の皆さま向けの情報配信メールです。お取引をさせて頂いている
企業様のほか、弊社営業担当がお名刺を頂戴した方等にも送らせていただいて
おります。

中古車輸出天気予報      
No.045 (2015年8月号)

 みなさま、夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?帰省された方、国内・海外でリゾートを楽しまれた方、またご自宅近辺でゆっくりお休みになられた方、様々なお休みを満喫された事と思います。小学生の頃の夏休みは何故あんなに長く感じたのでしょうね?また、1年の中で最も楽しみなイベントでありました。あれから数十年・・・あまり長い休みが無い方がいいと感じてしまう、いつの間にか、今では死語に成りつつあるウォーカホーリック化されている自分に気づきます。休む時は休んで働くときはしっかりと働くというメリハリのある生活が一番幸福だなと思う今日この頃であります。

 最近の流行ワード『爆買い!』。5年前に最近テレビなどのニュースを賑わす中国人の爆買いを誰が予測していたでしょうか?
今では日本最大級の免税店であるラオックスは、数年前まで大型家電量販店に押され万年大赤字が続いていました、かなりの店舗が閉鎖に追い込まれていました。約6年前に中国資本となり秋葉原で外国人をターゲットに免税店という位置付けで営業をしておりましたが、最近では爆買いの中国人観光客を取り込み、銀座のど真ん中に店舗を出店するほど復活しています。中国資本であるからこそ今の状況を読んでいたのでしょうか?はたまた偶然か・・・。
 80年代後半から90年代前半にかけて、日本人がヨーロッパ、韓国、香港、シンガポールなどで爆買いをしていた時期がありましたね。当時日本国内において海外ブランド品を代理店が海外よりもはるかに割高な価格で販売していました。ブランド品だけでなくドイツ車等外車も同様でした。バブル景気に沸く日本人がパリなどでブランド品を買い漁りましたが、現地からはあまりよい評判を聞きませんでした。今日本人が中国人に対する違和感と同じような感覚を持たれたのでしょう。今までお金を持たなかった中国人が急にお金を手にし、お金を使う喜びを憶えたのと、中国国内と海外の価格の内外格差が爆買いを生んでいるようですが、日本人と同様に不必要な消費を楽しいと感じなくなるのと、内外格差が徐々に解消されることによって、今の銀座の賑わいは2~3年後には『兵どもが夢のあと』になるのでしょう。中国人に本当に良いと評価される商品は、日本の10倍の人口ですから今後もちょっとしたヒット商品でも日本の何倍も売れるという事があるかも知れません。今まで中国とはビジネスをしたことがありませんので消費者の嗜好やトレンドが全く分かりませんが、中国市場が現在の玉石混交状態から選別の時代に入った時には日本の企業にもビジネスチャンスがあるのではないかと考えます。弊社ではとても手が出せる市場では無いと思いますので、弊社として何かやるという事はありませんが・・・。将来日本の中小企業が中国市場に果敢に挑んで成功を収める物語を聞いてみたいものです。
 このところ中国リスクが久々に炙り出され、世界的な株安が起こっていますが、中国株式だけ見るとリーマンショックの様に世界に影響を与える可能性は低いと見る方が多いようです。中国の株式市場は海外に門を開いている状況では無いとの理由からです。中国政府が株価の下落に歯止めをかける政策を次々に打ち出しては、上海総合指数が戻すという事を繰り返しながら、最後はハードランディングというシナリオでしょう。過去にソフトランディングでバブル崩壊が収まった歴史は無いそうですから・・・怖い怖い。

 前置きが長くなりましたが、ここ数か月中古トラックの海外市場も国内市場もあまり良くないという声をよく耳にします。一方で上場トラックメーカー2社が第一四半期決算を発表しましたが、2社ともに前年比増収増益と好調です。2社ともに国内販売増です。(今年1月~7月まで普通トラック台数前年比約5%増)また2社ともにインドネシアが不調と決算短信に書いてあります。いすゞは稼ぎ頭の1つのタイでのピックアップ販売が低調だそうですが、タイ生産のピックアップの輸出が好調だそうです。日野は北米や南米での販売が好調だそうです。トラックメーカーはかなり柔軟性を身に付けて来ている様で、少々の変化に対応出来るようになって来ている様です。国内においては補助金の影響で中古車より新車に割安感があるのでしょうか?今までも補助金は定期的に出ていましたので、今までよりも長期契約が見込める仕事が増えて来ているという事でしょうか。海外向けの中古大型トラックはアジア向けの比率が高いため、その地域の経済が停滞気味になると、他の出口が無いため直ぐに行き詰まってしまいます。オークションの相場もその事によって大きく価格が変動してます。中古車の輸出向け先的には行き尽くした感が強いですが、既存の市場に新しい車種を提案するという様な努力をしていかないと、常に市場の需要強弱のみに業績が左右されるという状況になります。いすゞの様に3国間での流通が出来ればいいのですが、過去に海外から中古車を調達して第3国に販売するという事を試みた同業者は多いですが、うまくいった例をまだ聞いた事がありません。このビジネスは利益率が低いビジネスですので、自社で現地での商品の調達が出来ないと難しいのかもしれません。

 東南アジアにおいては、そろそろ雨期が明ける10月頃に向けて仕入れの準備をする時期になってきましたので、例年ですと市場が活発になる時期に入って来ました。このところ資源価格が下がっていますので、資源国の予算にも影響を及ぼしそうです。政府からの公共投資予算が出ないとトラックや建機の販売にブレーキが掛かるというストーリーもありますので、注視して行きたいと思います。

 今回は昨年から低調気味でありますマレーシアの最新レポートです。マレーシア政府の歳入の4割近くは国営石油会社のペトロナスが担っていましたが、石油価格も低迷しているため、イスカンダルプロジェクトなど大規模プロジェクトにお金が回りにくい状況なのかもしれません。

マレーシアレポート
クチンは東マレーシア(ボルネオ島)のサラワク州の州都です。
西マレーシア(マレー半島)の人々が渡航する場合も同じ国にも拘わらずビザが必要とされています。 

幹線道路を走っているとヤシの木が永遠に連なっているかのようなジャングルがすぐそこにありました。空港から街に近づいていくと建設中の住宅街が多くあり、ショッピングモールや車のショールムも多く建てられ 街が拡大してるのを実感しました。

東マレーシアでは4月から導入された消費税の影響で買い控えがおこっており、商売のスピードが鈍化していると現地の業者は感じているようです。
消費税は申告してから2週間後に還付されると政府が公約したにもかかわらず2か月たっても実行されなかったようです。申告する側も国側も不慣れなのか意図的なのか定かではないようですが、還付が始まっていなかったようです。そのためお客さんのキャッシュフローに悪影響を与えている状態です。

主なトラックの改造はカーゴをオイルパーム(アブラ椰子)農場で使用するため20トン積載の長さ9mのロングダンプにすることが多いようです。前2軸は4軸に改造します。法律的には10トン積みと記載されるが20トン以上積むそうです。エアサスのまま20トン以上積むとエアサスが割れてしまうためリーフサスペンションに変えるとともに元々リーフの部分も補強します。この作業には約2~3週間かかるそうです。
険しい道や山が多いためエスコットは好まれません。MTのような細かいシフトチャンジができないためMTに換えてもうまく適応ができないためです。

西マレーシアでは東マレーシアより景気が悪いようでした。
やはり4月から導入された消費税の影響でこちらも商売がよくないということをよく聞きました。去年に比べ半分ぐらいの取引量だそうです。また、既に始まっているプロジェクトがあるにも関わらず政府がお金を出せない状態にあり、業者が政府から集金できず給料未払いという様な事があるそうです。これには原油価格の下落が要因としてあるようです。石油産業に依存度が高かった同国の歳入が大幅に減り、財政がかなり圧迫されているようです。

今回の出張で驚かされたのが日本以外から輸入しているトラックの程度の良さです。ボルボ、メルセデスは英国から。三菱のヘッドをニュージランド。日野、三菱は香港から輸入していました。数は少ないそうですが程度もよく値段も日本より3割ほど安いとのことです。

来年以降の見込みは依然不透明のようです。今年いっぱいで輸入規制が変わる話が出てきており、新ルールが制定されて運用まで時間がかかることもあり。来年の景気を肯定する業者もいれば否定する業者もいます。実際のところは年末に近づかないと見えてこないようです。

天気予報

1)フィリピン向け 前々回:晴れ 前回:晴れのち曇り 今回:晴れ

 15年落ちの輸入トラックへの厳格化の噂が広がり年式の古い車輌の買い控えがありましたが噂が静まり、これらの車輌の使用ができています。
そのためか再びKC-など年式の古い車輌に対する買いが強まっています。
  全体としては半年前にピークを迎えて、その後徐々に価格が下がっています。勢いは衰え始めている様に感じております。
 日本政府は首都マニラの鉄道整備事業に2400億円の政府開発援助をすることがきまったそうです。日本企業や日本製の車輌の活躍がますます増えると思われます。

2)マレーシア向け 前々回:曇り 前回:曇り 今回: 曇りのち雨

原油やパームオイルの世界市場価格の低迷が続き同国の経済を圧迫している中、現首相への巨額資金の不正流用の疑惑がもたれています。これにより国際的な信用度が下がり始め、マレーシア通貨のリンギットが下がっています。お客さんの話では、建築関係のプロジェクトがストップしたり、政府からの支払いが遅れているとのことです。私たちの商売にも影響が及びそうです。
 暫らく悪い状況が続きそうな予感がします。

3)シンガポール・インドネシア向け 前々回:曇り 前回:曇り 今回:曇り時々雨

 インドネシアで最大の休みのラマダン明けの消費が昨年対比35%減と予想されるなど経済はリーマンショック明けの2009年レベルまで後退してる様子。
インドネシア銀行による消費者調査でも電化製品、家電、自動車用品の購買意欲が衰えているという結果が出ている。政府の税収増加策のひとつとして今までは外国人はマンションの期限付き(20年最長25年)の使用権しか認められなかった制度を高級マンションに限って所有権を認める制度改革が進められている。
建機・商業車も在庫が回転しておらず 今年の見通しは鈍いままと予想される。建機は短期レンタルで既存需要が継続してる様子だが 
商業車は中国製新車のほか、政府が優遇している現地組立日本メーカーの販売も強敵となっている様子。特殊車輌の需要も今は停滞している。

4)ミャンマー向け 前々回:曇りのち晴れ 前回:晴れ 今回:曇り

5月時点で貿易統計の輸出先でトップとなっているのがミャンマーです。20,662台のトラックが輸出されています。2位のフィリピンは13,972台でしたので6,000台以上も2位を上回っております。
年式規制により2003年以降の輸出にしては比較的高年式の車輌のオーダーも増えてきています。
10月まで雨季の期間であるミャンマーですが、雨季明けの販売のための仕入れが活発になって来ている様に思います。
カーゴトラックよりもトレーラーヘッドの需要が増加して来ています。アジアハイウェイでの輸送にも使えるという事だそうです。
我々日本人にはトラック輸送の国際化というのはイメージしにくいですね。

5) UAE・アフリカ

アフリカは経済が今年の経済成長率が4.5%と予想されており
日本からの中古商業車の市場である東アフリカは5.5%。
海外からの民間投資も前年比10%UPと増加しているが
リーマンショック前と比べるとまだ8割弱となっている。
輸出統計からみてもモザンビークとケニアが昨年比20%UPと
日本の中古トラックの需要が高い。
アフリカでも輸送規制が厳しくなり 今までカーゴトラックで運送していた
重量物をトラクタ+トレーラーでの輸送となりトラクタヘッドの需要もある。
弊社も今年になって大型トラックのオーダーが再開し船積準備中である。