輸出トラック天気予報 2015年11月

株式会社ライジングサン商会

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中古車輸出天気予報   No.048 (2015年11月版)

このメールは、顧客の皆さま向けの情報配信メールです。お取引をさせて頂いている
企業様のほか、弊社営業担当がお名刺を頂戴した方等にも送らせていただいて
おります。

中古車輸出天気予報      
No.048 (2015年11月号)

日野いすゞの上場トラック2社の中間決算が発表されました。
2年前まで両社ともにアジアにおいて売上げと利益を順調に伸ばしてきた2社ですが、前期からアジア市場に変調が見られ売上が減少する状況が見られました。今期はアジアでの販売落ち込みにより前年比ダウンの決算になるかと思っておりましたが、今期も前期比プラスの決算を出しています。
 日野自動車においては国内販売が大幅増(約3,000台増)でアジアの落ち込み(約2,300台減)をカバーし半期として過去最高の販売台数になった様です。国内市場自体過去5年間で50%ほど伸びていますので、トップシェアの日野にとって国内市場の伸びは大きくプラスに働いていると思われます。中間で売り上げ8.4%増、営業利益9.8%増となっています。
 一方でいすゞは国内、中国、アジアの3地域での販売が減少していますが、北米、中東アフリカが伸びて全体をカバーし前年比微増となってます。通期の販売台数予測は前年比マイナスの予想をしています。いすゞはトラック以外にタイ製のピックアップが主要商品ですが、そのピックアップトラックの主要市場のタイでの販売を約8%減、中国での販売を通期100%増として見込んでおり全体では2%程度の微増と見ているようです。一見冴えない決算の様に見えますが、売り上げ9.1%増、営業利益10.7%増となっています。
 これらの要因は円安によるものと思われます。前年同期1ドル103円でしたが今期は1ドル121円と大幅に円安となっています。去年からこれ程円安になっているとは意外でした。

 残念ながら私共のビジネスにおいてはメーカーが得られるような円安メリットはありません。基本的に日本円での契約になります。また、現地でのトラック需要、為替相場などによってバイヤーが中古トラックの仕入価格を決めるため、私達が仕入れをする際には為替の影響などを既に織り込んでしまっています。過去1年間においては中古トラック・建機の主要市場であるインドネシア、タイなど東南アジアの新興国通貨が大幅に下落してしまったため、輸入業者からすると円安どころか円高になってしまいました。
 中古トラック建機にとって一番重要な要因は現地での需要です。事実1ドル70円台の円高の際に現在よりも活発に取引されていました。これからインドネシアやマレーシアの経済が良い方向に向かう事を祈るばかりです。インドネシアでは8月より政府より公共事業の支出が始まったため景気が上向きになっているとの情報もあります。

日本のGDPが2期連続して前年比マイナスになったとの速報がでました。個人消費、設備投資、輸出のいずれも低調だそうです。これは意外でした。中国人の爆買い、自動車メーカーの輸出好調による好業績のニュースが伝えられていましたので、この様な結果になるとは驚きでした。設備投資については中国リスクに備えてキャッシュを温存したいという経営者の防衛本能が働いているのでしょうね。少し前に中国リスクがまめに報道され為替が急に円高方向に向かいました。これは中国リスクが顕在化した時には円が買われて円高になるというサインだと思われます。リーマンショックの時もそうでしたが、世界景気がリスク方向に向かうと円が買われるという状況になると、日本企業にとってはダブルパンチで厳しい状況になりうるので投資は暫らく様子を見てからという事になるのだと思います。来年度に法人税実効税率20%台にという方向で政府内の調整を進めているらしいのですが、政府内では減税しても企業は内部留保をため込むだけだ、けしからんという意見が出ていると漏れ聞こえてきます。実際に減税になったから直ぐに設備投資を増やすという考えの経営者は少ないと思います。中期的な状況を見据えて投資判断をくだす訳ですから、政府が減税したから、円安になって一時的に企業業績が向上したからという理由だけでは設備投資は増えないと思います。戦略上必要と経営判断された場合にのみ投資が行われると思いますので、短期的に減税の効果を判断するべきではないと思います。日本の基幹産業と言える自動車産業や電器メーカーなどは世界的規模で激しいそして厳しい競争をしてます。法人税が他国よりも大幅に高いと研究開発費などに割ける投資額が他国のメーカーよりも少なくなりかねませんね。豊田創業者の豊田佐吉が『金は稼ぐより使う方が難しい。』とおっしゃったそうですが、日本の優秀な企業経営者はしっかりと将来を見据えてあるべき時に投資をすると思います。

 前回の天気予報におきましてインドネシアでの新幹線受注を中国にしてやられた事を書かせて頂きましたが、早速政府は中国に対抗すべくインフラ投資に関する円借款の際に相手国の保証を取らない方向に条件を緩和する様です。保証を取らない事によって不履行が起きた際に相手国政府との関係がこじれるという様な問題が起きないといいですが・・・。

 全く明るい日差しが見えなかったインドネシアにまだまだではありますが、ぼんやりと良い方向に向かっている兆しが見え始めました。経済において資源価格の影響が大きいインドネシア、マレーシアの低空飛行は暫らく続くのでしょうが、少しでも改善方向への兆しが見えるようになるといいと思います。中国経済が本当に厳しくなるのはこれからでしょうし、暫くは中国のバブル崩壊の状況を見ながらという事になるのでしょうか?
 パリでISによると思われる大変悲しい無差別テロが起こりました。9.11の翌日には大きく株価が下落した記憶がありますが、今回はほとんど影響が見られませんでした。このテロによって共通の敵を持った欧米とロシアが仲良しになりました。日本も対岸の火事と思わずに、しっかりと対策を打って欲しいものです。あの様な惨劇は絶対に起きて欲しく無いです。
 

天気予報

1)フィリピン向け 前々回:晴れ 前回:曇り 今回:晴れ

 先週はAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議が開催されました。
国の大統領などがそろう国際会議ということもありマニラでは交通規制が行われていたようです。フリーポートのスービックでも船の着岸が禁止され港が再度開くのを沖で待っていた船もあったそうです。

他の東南アジアの諸国に比べればフィリピンの輸入は順調のように動いているようです。他の諸国の輸入が減っている状況でフィリピンにものを売っている業者が多くなっているようです。スービックでは荷物が多く現地での処理システムに時間がかかっていて動きが悪いようです。
クリスマスに合むけての年間最大のセールが始まる時期で、通常トラックも良く売れる季節だそうです。

2)マレーシア向け 前々回:曇りのち雨 前回:雨 今回:曇り

 年末から年明けて輸入許可が再度発表される2月、3月までの不透明な時期に突入したように思われます。一部では来年の輸入が可能かどうか自体も不安視されているようです。 マレーシア通貨が不安定のようで経済の停滞が続いています。
弊社のお客さんには特殊車輌(タンク車、クレーン車など)については特別に政府が輸入許可を出しているようです。

3)シンガポール・インドネシア向け 前々回:曇り時々雨 前回:曇り時々雨 今回:曇り時々雨

 昨年10月のジョコウィ政権誕生以来 連立与党の国会議席数過半数割れが政策の遅れの原因でもありましたが9月の与党再編で連立与党が過半数を確保したため予算執行等の遅れが改善され政策運営がスムーズになると期待されます。
その表れのひとつなのか、我々の既存顧客からも
公共事業の決済回収等進んだようで、ミキサー等、工事用車輌の引き合い等入ってきております。
今年は 通信、金融、運輸の落ち込みが目立ったインドネシアですが
インフラ政策を掲げていたジョコウィ氏の本領発揮に期待したいです。

4)ミャンマー向け 前々回:曇り 前回:曇り 今回:曇り
  
今月行われた選挙の結果スーチン氏率いるNLDが第一党になりました。
これで軍事政権から文民政権へ移行することが決まりました。このままスムーズに移行する事が切望されます。
 移行後にきちんと実務が出来るかが不安視されている様ですが、何とか乗り切って良い方向に国を導いて欲しいと
 願っております。
 未だに一部個人、企業、団体に対してアメリカの制裁措置がかかっていますが、民主化が実現されたと確認され次第
 解除されるものと予測されます。アメリカの制裁措置解除のインパクトは大きく、外資の投資に拍車がかかると思われます。
私たちの業界では年末に近づき新たな輸入可能な年式が決まりつつあるそうです。ミャンマーのトラック輸入が再開された年から11年落ちの輸入が可能になっていましたが来年は違ってきているようです。来年からは2年繰り上がるようです。18年式以降のトラックの輸入になりそうです。
年末年始にかけて車輌の到着時期などによって買う、買わないが出てきます。仕入れの際にはご注意ください。